Mov1eのシネマ備忘録

映画の感想をつらつらと

マチルダ(1996)

Matilda (1996) Values the Brilliance of Children – Screen Mayhem

やられたらやりかえすー超能力で!

原題:Matilda
監督:ダニー・デーヴィト
原作:ロアルド・ダール
脚本:ニコラス・カザンロビン・スウィコード
出演:マーラ・ウィルソン、ダニー・デヴィート、リー・パールマンエンベス・デイヴィッツ、パム・フィリス、ポール・ルーベンス、トレイシー・ウォルターほか

【あらすじ】
知性の片鱗も伺えない両親から生まれた、超がつくほどの天才少女マチルダ
家族はそんなマチルダが疎ましく邪魔者扱い
6歳半でやっと小学校に行かせてもらうことができたが、そこで待ち受けていたのは子供嫌いで体罰主義者の校長が支配する不条理な学校生活だった
チルダは持前の頭脳と突然目覚めた超能力で大人たちにお仕置きをしていく…

【感想】
チルダには、ディーラーの父、ビンゴ狂の母、勉強嫌いの兄がいますが、みんな教養の欠片もなく、マチルダのことを邪険に扱います…と言うかほぼほぼネグレクト…
でもマチルダは天才っぷりを早々に発揮して、1人で何でもやってのけちゃいます!
服を自分で着たり、パンケーキを作ったり、家に置いてある本は辞書に至るまで読みつくしたり…
普通こんな最悪な家庭環境に生まれたら自分の人生に絶望するところですが、マチルダは自分をしっかり持っていてめげずに頑張ります
何て偉いんだマチルダ(TдT)
中でもマチルダが毎日図書館に通いつめ本を読みふけるシーンに感銘しました
読書をして知識を身に付けることって本当に大事ですよね
いざとなれば自分の武器になる…まさに「知識は力なり」

ようやく通えることになった小学校の校長は絵にかいたような凄まじい脳筋スパルタ教師で、生徒に対し、拷問室に閉じ込めたり、窓から放り投げたり、三つ編みを掴んでハンマー投げの要領でぶん投げたり、特大チョコレートケーキを延々と食べさせたり(このシーン、私お腹いっぱいの状態で観てたのでキツかったw)と、お仕置きのレベルを遥かに超えるハードな体罰を繰り広げていきますそもそもなんで子供嫌いなのに教師になったんでしょうかストレス発散?

そんな暴力に支配された最悪の学校生活を強いられますが、幸いにもマチルダには良き友人や心優しい担任ハニー先生との出会いがありました
このハニー先生がとってもとってもいい先生でしてね~マチルダにとって唯一の“大人”の理解者になるんですよ
チルダの「私超能力に目覚めた!」発言に首を傾げるも、決してマチルダを否定するようなことは言わない…教師の鏡ですね
子供時代に自分のことをちゃんと理解してくれる大人に出会えるかどうかってかなり重要だよね
で、なんでこんないい先生が暴力オンパレードの学校に勤めているかと言うと、そこには重大な秘密が隠されていたわけですが…

まあ、こんな感じで大人たちのひどすぎる描写が続いた分、後半でマチルダの怒りパワー?によって開花した超能力でコテンパンにされるシーンはスカッとしましたw

ラストはマチルダが望む通り幸せな結果になって本当によかった
周りに自分のことをちゃんと理解してくれる人がいることって大切ですね…
ザッカーバーグのお父さんのみたいに

にっくき校長先生役の方は、ハリポタの風船になって空に飛んで行ったマージョリー・ダーズリー役もやってた!
f:id:mov1ef1lm:20210523215721p:plain
f:id:mov1ef1lm:20210523215613p:plain

 

サントラに使われていた曲
聞いていると爽やかな気持ちになれます
てっきりモリッシーが歌っているかと思ってた

はじめまして

はじめまして、Mov1eと申します
時代・ジャンル問わず、サイレントから新作まで古今東西の映画を観ています
特にクラシック映画が好きです

好きな俳優は、森雅之/バスター・キートン/オードリー・へプバーン/グレタ・ガルボ/ヴィヴィアン・リーなどなど
好きな映画監督は、小津安二郎/ビリー・ワイルダーなどなど

このブログでは、鑑賞した映画の感想をつらつらと綴っていく予定です
更新頻度・考察力・語彙力がかなり低めですがどうぞよろしくお願いします